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どもの 運動 広場

幼児・児童の運動能力を高める基礎的動き

投げる

観察のポイント

観察のポイント:投げる 全体印象 全身を使って力強くボールを投げているか ポイント1 踏み込む脚(投げ腕と反対側)が前に出るか ポイント2 上半身をひねって、投げ腕を後方に引いているか ポイント3 軸脚から踏み込む脚に体重が移動しているか ポイント4 腕をムチのように
振っているか

「投げる ( ボール投げ)」

ボール投げでは、投げる動作に入ってから、ボールが手から離れるまで を観察します。
まず、全体印象では「全身を使って力強くボールを投げているか」を観察 します。全身をバランスよく使って、ボールを斜め上方に力強く投げ出す ことができるとよいでしょう。

次に、からだの部分の動きや様子を見ます。
はじめに「踏み込む脚(投げ腕と反対側)が前に出るか」、また「上半身を ひねって、投げ腕を後方に引いているか」を観察します。右利きの場合は 右側を向いて、左利きの場合は左側を向いて腕を後ろに引くことができる と、上半身がひねりやすくなります。

続いて、「軸脚から踏み込む脚に体重が移動しているか」を観察します。 両脚を前後に踏み出していても、投げるときに前方(踏み込む脚)への体 重移動がないとボールを遠くに投げることはできません。
「腕をムチのように振っているか」どうかは、ボール投げの動きの完成度 をはかる観点といってもよいでしょう。具体的な動きでいえば、ボールを 投げる前に、投げる方向に向かって肩が前に出て、腕やボールが遅れて 出てくるような動きになります。全身を使った力強い動きの印象を導き出 す大きな要素といえます。

参照:公益財団法人 日本体育協会発行 「アクティブチャイルドプログラム」